気晴らしに電車で出かけたくなって、思い立って敦賀で降りてみました。
敦賀は今新幹線の延伸工事が進みもうすぐ開業すると言うことで、話題の駅ですね。
話題の通り大きな新幹線の到着ホームができていて物凄い建物にびっくり。
そして駅前もきれいにロータリーが整備され、駅すぐの場所には「ちえなみき」と言う
おしゃれなお店が、喫茶スペース併設で本棚も変わったレイアウトで置かれていてとても目を惹く場所です。
飲食店も何店舗か入っていてい、広い芝生スペースを目の前にテラスランチをしている方もいました。
そんな駅前で何やらレトロな建物があるという情報があったので向かうことにしました。
敦賀市立博物館(https://tsuruga-municipal-museum.jp)は旧大和田銀行本店本館として建てられたものですが、
今は国の重要文化財に指定されているとのこと。
洋館ではありませんがご紹介します。
建物は国の重要文化財として保存されています。
1927年に竣工した建物は、シックで重厚間のある外観、高い場所はよく見えなかったんですがおそらく陸屋根。
規則的に並んだ窓は今は閉め切られて開けられないようですが、展示されている昔の写真を見る感じでは引き上げて開けるタイプの窓だったようです。一階部分には円柱の飾り柱が施されていますね。四角い柱と同じ模様を入れることで統一感を出しているのでしょうか。
中に入ってみると、映画に出てきそうな雰囲気のある内装。レトロな窓口のレイアウトが素敵でした(写真撮るの忘れてました)
廊下の角には作り付けのレトロな棚や、応接室もいい雰囲気です。
他にはこの銀行を創設した、敦賀で多くの業績を残した大和田荘八の資料や、港町敦賀にゆかりのある美術品の展示などがありました。
その後は敦賀港に向けてお散歩。
港に着いてみると、この地はユダヤ人がナチスの迫害を逃れるために杉原千畝のビザ発給を受けてウラジオストックから始めに日本に降り立った地なのだそうです。そんな大切な地だとは、当時のユダヤ人の方のことを思うと、一体どんなふうにこの地は見えたのでしょうか。
この日は青空でとてもいい景色、絶景です。
レトロな建物と共に新しい新幹線駅の近代的な建物
新しいものと、古き良きものの共存ができて、平和な街並みが続くといいなと思いました。