雨だけど、出かけたい。そんな時ってありますよね。せっかくの休みだけど雨!だけど出かけたい。
ということで雨の中電車を乗りついで地下鉄御堂筋線、淀屋橋駅までやってきました。
7番出口から地上に出ると橋を渡った目の前に日本銀行大阪支局が見えてきます。
その向かいには大阪市役所、中之島図書館に中央公会堂とこのエリアはモダンで見所のある建物がたくさん見られるのです。
立派な建築物たちは商業の中心地として栄えてきたことをうかがわせます。
日本銀行大阪支局は緑の特徴的な屋根が印象的そしてその荘厳な佇まいは威厳を感じますね!

中央公会堂は鮮やかな赤レンガが映えています、さすが大正の名建築と言われるだけあります。

正面のアーチが美しいですね。アーチの中の装飾も繊細で、建物の中からも見てみたかった。
周辺の観光をしたところで、いざ中之島図書館へ。

エントランスの大きな柱は2階から3階に向けて伸びています。柱自体はシンプルな柱ですが
ハリとの継ぎ目には豪華な装飾が施されています。ペディメントにはイチゴのようにも見えるモチーフ(本当は何でしょうか?)、と花や葉などのオリエンタルな雰囲気が漂うレリーフが施されています。
正面の長い階段を登って入った入口はすでに2階になります。
入ると正面には豪華な大階段が中央から左右に向けて伸びています。

円を描くような廊下を階段からぐるっと行くと、会議室のような広い部屋があり、キレイな窓が正面に現れました。こんな窓ステキですね〜。お家でもできないかなぁなんて考えていました。

中之島図書館の歴史を紐解くと、元は住友家という豪商からの寄付だったようです。
「大阪の街は商業は栄えているのに教育施設の整備が遅れている、それに貢献するために図書館を寄付する」
とのことで、住友家15代当主により建築され、その建物をそのまま大阪府に寄付する。ということが1904年(明治36年)にあったそうです。
その当時の豪商の影響力を感じさせますね。
当初は、真ん中の部分だけだったそうなのですが、手狭になり1922年(大正11年)に左右の棟を増築しています。
近年では大阪府の財政問題などもあって、一度は閉鎖される危機もあったようなのですが、耐震補強などをして現在も現役でその姿を残しています。
内装を見学した後は、本を見るのもそこそこに図書館内にあるカフェへ。
こちらでは関西初のスモーブローセットをいただきました。
スモーブローとは北欧の家庭料理、スモー(バター)ブロー(パン)で作るオープンサンドです。

今日は淡路島レモンのスモーブローとチョコバナナのスモーブローです。
甘酸っぱいレモンとチョコバナナを順番にいただきとても幸せな気分です。
素敵な建物で美味しいものをいただくなんて何よりの贅沢ですね。
しばらく持ってきた本を眺めて落ち着いた気分に浸りました
こんなふうに過ごすと雨の日も楽しくなりますね。