洋風建築探報記 洋風建築 神戸北野の異人館へ〜風見鶏の館

神戸北野の異人館へ〜風見鶏の館


今回は、朝ドラでも有名になったという風見鶏の館です。

観光地として有名な北野坂を歩くとたくさんの異人館に出会えます。
そんなの中でも一際有名な、風見鶏の館!

風見鶏は、ドイツでは雄鶏は警戒心が強いことから魔除けの意味があり、またキリスト教の教勢を発展させる効果があると言われていたそうです。守り神的な意味合いでつけられていたのでしょうかね。シーサーみたいな感じかな?

外観から見ても煉瓦造りでの重厚さがありますね。
そして入り口の石積みのポーチ、やはり玄関扉がすぐにあるよりはポーチがあることでプライベート感が増します。

建物の看板を観察、ふむふむと読んでみると
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ドイツ人の貿易商ゴットフリート・トーマス氏の自邸として建てられました。北野山本地区に残る異人館でレンガ貼りの建物としては唯一のもので、色鮮やかなレンガの色調、石積みの玄関ポーチなど重厚な雰囲気を持っています。設計は、ドイツ人の建築家ゲオルグ・デ・ラランデです。室内のデザインは〜中略〜芸術運動(アール・ヌーヴォー)の動きを感じさせる物があります。
(看板より引用)
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貿易商の方だったのね、やはりレンガ貼りの壁の高級感が違うと思った!前回のフロインドリーブさんのお家も良かったけど、レンガ貼りはかなり印象が変わります。

アール・ヌーヴォーとは、19世紀の終わり頃は伝統的な建築方法や手工業が大切にされていました。しかし、その流れを断ち切るように革新的な美術を生み出そうとした運動がアール・ヌーヴォー。植物などの有機的な曲線が取り入れられているのが特徴。
なのだそうです…。
ちょっと難しいけど、伝統に飽きてきちゃったから新しいデザイン考えてみようよ!みたいなことなのかしら^^;
いつの時代もそう言うことってあるのね。

2階部分はハーフ・ティンバー(木骨構造)と言って、柱や枠を木でつくって間を漆喰やレンガなどで埋める方法のことだそうです。
全部レンガにしたらすごく重たくてお金がかかりそうだからかな?これはあくまで私の想像ですが・・・。

前回のお家と比べてみたことで、外壁が変わるだけでこんなに印象が変わってくるんだってことがよくわかりました。
木のお家、レンガのお家、って話もあるけど、丈夫さも然り重厚感や印象なんかもかなり変わってくる。なんとなくみてただけでは今まであまり感じなかったことでした。

私は、壁は木材がいいかな、でもポーチにレンガを取り入れるのはありだな!なんて思っていました。

そうそう、ステキな洋館が残るエリアが紹介されているサイト『文化のみちの魅力とおすすめマンション』を見つけました。なんでも日本で初めての女優、川上貞奴が住んでいた二葉御殿というステキなお屋敷があるんですって。このお屋敷もそのうち見にいこう〜。
そんなステキなエリアに住めるようになりたいなー。

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